

From:柏崎ゆう
シンガポールの病院の8階の個室より:
午前10時17分
長男が生まれました。
メルマガを書き始めた頃は「現役大学生」なんて言ってた気がしますが、気付けばもう一児の父の32歳でございます。
いやはや…
いやはや…
わが子を抱き、体温と鼓動を感じ、その小さな顔を見つめていると、暖かく柔らかな光に心が包まれていくような穏やかさを感じます。そして何故だか涙が溢れそうになり、不思議なエネルギーがじんわりと込み上げてきます。
これはもう理屈ではないですね。体験しないと絶対分からない。
妊娠中も家事をすべてやってくれて、出産20分前まで隣でパソコンをカタカタやってた僕に文句一つ言わないどころか「立ち会ってくれてありがとう、固い椅子で長時間おつかれさま」とまで言ってくれた妻には感謝しかありません。
自分よりも大切な存在が2つもあるなんてすげえ幸せだよ。
人は、他人のためには頑張れない。嫌な会社なんてなおさら。
でも、自分のためならそこそこ頑張れる。
そして、自分より大切な存在のためなら、限界を超えられる。
この子に誇れる背中を見せ続けるためにも、より有益な情報を皆さんにお届けできるよう日々精進します。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
PS.
日本ではまだ一般的ではない計画無痛分娩での出産でした。
24時ごろ入院して促進剤を使い、翌朝陣痛が始まり、硬膜外麻酔を行って、子宮口が十分開いてからは10分も掛からず出産。
陣痛が始まってからはかなり大変そうだったのですが(男性のオロオロする他ないあの感じ…)、麻酔してからは最後まで全くの無痛だったということで非常に驚きました。
硬膜外麻酔というのは無痛分娩で一般的に行われる麻酔です。
背中の皮膚の上から背骨を触って注射針が入る隙間を探し、そこから注射が効くエリアまで針をズブズブと刺して麻酔薬を注射します。ズブズブするのは2-7cmと個人差が大きいのですが、そこから1cmでもオーバーして注射してしまうと心肺停止状態となり極めて危険なため、ベテランの麻酔科医による施術が必須となります。
産婦人科医が行うことも多い日本と違い、シンガポールでは無痛分娩が一般的なため必ず専門の麻酔科医が施術するので、無痛分娩のためだけにシンガポールに出産旅行に来る日本人もいるそうです。
そして、こちらも多くの方にご覧いただき光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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